Bonus Blog 4回目の投稿はSminoのアルバム「Luv 4 Rent」からNo L’sです!
先にブログ方針と歌詞サイト、YouTubeのMVのURLを下記に添付しておくので興味あれば是非チェックしてみてください。ベースとして、歌詞の全訳はせず、サビや個人的に「好きだなあ」と思うリリックに絞って解説していきます。大したことは書いてませんが、詳しくは下記のブログ方針まで!
このブログでは、英語を英語のまま理解できる手助けになるよう英英辞典を利用しています。訳を知りたい場合は、知りたい範囲をドラッグして翻訳を押してみて下さい。
Bonus Blog
見出しの目次。サンプリング元紹介、Loudの意外なスラング、否定疑問文等。
今回は、個人的にピックアップしたリリックをリリック毎に紹介。
[Intro]
Knock, knock, knock
https://genius.com/Smino-no-ls-lyrics
Loud knockin’
Good weed knockin’ at your door
日本で扉をノックする際、何も言わずにノックすることが多いと思いますが、英語圏では「Knock, knock」と言いながら扉をノックする人がいます。ジョークみたいです。
●Knock, knockEpic joke told by character Carl Hanratty (Tom Hanks) in 2002’s “Catch Me If You Can“. [Urban. Dictionary]
Carl ( トムハンクス ): “knock knock.”
https://www.urbandictionary.com/define.php?term=knock%20knock
Bill: “Who’s there?”
Carl: “Go fuck yourself.”
「Knock Knock」と誰か来ました。そして「Loud knocking, Good weed Knocking at your door」と繋がり、なんとなく、大きなノックをした後に良いウィードを持って来たよ!とジャンキーなやつがただ言ってるように見えますが、
「Loud」には「(音・声が)大きな、騒がしい」といった意味に加え、アメリカのスラングで質の高いウィードと言う意味があり、ここにさりげなあい言葉を遊びがあります。
さらに、この曲の元ネタがMonicaというR&Bシンガーの「Knock Knock」という曲で、この曲のタイトルとフックをサンプリングしています。
冒頭のたった数秒を埋めるだけの短いリリックですが、Sminoのセンスが詰まった面白いラインです。
●Loud
A slang term for marijuana of high quality. The word was originated in the eastside of Atlanta, zone 6. [Urban Dictionary]
https://www.urbandictionary.com/define.php?term=loud
Monicaの「Knock Knock」も添付しておきました。個人的に超オススメなので、ついでにチェックしてみてください↓
またこの曲にも元ネタがあり、それも調子いいんでリンク載せておきます↓
別の個人的に面白いなと思ったリリック。
These girls say, “Smino, don’t you know Friday your day?”
I told her, “I’m up on Venus right now, girl, I’m outta your space”
女の子たちが「スミノ、金曜日はあなたと遊ぶ日だって知ってる?!」と聞いてます。These girls なので1人ではなく複数の女の子が金曜日をスミノのために開けていたみたいなことです。
それに対してスミノ「今ビーナスと一緒にいるから遊べない」と断っています。
浅く解釈すると、ただの自慢話かいっとか思って通り過ごしてしまいそうですが、面白いのはここから。
まず、アメリカでビーナスは一般的な名前であり、また非常に美しい女性や、金星という意味もあります。
金星自体ローマ神話の美と愛の女神ビーナスが由来で、次に続くI’m outta (out of) space「あなたのスペース(余白、空間)がない」。
時間がないとかじゃなくて、わざわざスペースがないと言ったのも、
outta space = outer space 宇宙空間
発音が同じ単語同士で遊び、裏の意味の宇宙空間と金星で言葉のラリーするためだったんですね。日本語も十分素敵な言語ですが、こういった意味を何重にも掛けて歌詞を作れるのは、一つの単語に色んな意味がある英語ならではって感じで、めちゃくちゃ難しいですけど面白い部分。
否定疑問文
“Smino, don’t you know Friday your day?”
否定から始まる疑問文。日本語だと「〜じゃないの?〜なんでしょ?!」等が、訳になります。ですが、これだけだと実際使おうとしたとき、個人差はあると思いますが定期的に混乱します。自分はめちゃくちゃ定期的に混乱してました。
そんなときは、
話し手は相手が否定してくると思ってないと覚えておくといいです。
例えば、めっちゃ真冬に半袖でいる人に対し「Aren’t you cold? 」とか/成人式で特別お洒落したときなんかには「Don’t I look so nice today? 」
どちらの例文も話し手はまさか「いいえ」と返ってくることを想像してないですよね。
という感じに今回は個人的に面白いなあと思った歌詞に絞ってSmino の No L’sを解説してみましたが、どうでしたでしょうか?少しでも英語学習の手助けになれてたら幸いです。
コメント